【株式市場】食品業種など安いが日経平均は後場269円高まで上げて3日続伸

株式

◆日経平均の終値は2万2196円89銭(144円71銭高)、TOPIXは1716.13ポイント(4.34ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億2212万株

チャート13 10日後場の東京株式市場は、TDK<6762>(東1)京セラ<6971>(東1)が一段とジリ高基調を強めた半面、明治ホールディングス<2269>(東1)キッコーマン<2801>(東1)はジリ安を続けるなど、業種別に明暗の出る展開になったが、日経平均は14時30分過ぎに前場の高値を抜いて269円42銭高(2万2321円60銭)まで上げ、一時6月29日以来の2万2300円台を回復した。終値は144円高だったが3日続伸。東証2部指数、日経JQ平均も高いがマザーズ指数は後場軟化した。

 後場は、土木管理総合試験所<6171>(東1)が動き出し、西日本で発生した記録的な豪雨災害の復興関連株に注目する動きが波及してきたとの見方。大興電子通信<8023>(東2)は通信網の復旧と重ね合わせる動きがあるとされて急伸。プラッツ<7813>(東マ)は福岡地盤の介護ベッド企業とあって連想が波及とされて大きく反発。栄電子<7567>(JQS)は日本半導体製造装置協会(SEAJ)による日本製の半導体製造装置の販売額が2年後に5%増加の見込みとの予測などが好感されて2日連続ストップ高。

 10日、新規上場となったMTG<7806>(東マ・売買単位100株)は、9時43分に公開価格5800円を22%上回る7050円で初値がつき、高値は前場の7580円、後場は一進一退となり、大引けは7350円。

 東証1部の出来高概算は15億2212万株(前引けは7億4654万株)。売買代金は2兆6087億円(同1兆1648億円)。1部上場2099銘柄のうち、値上がり銘柄数は932(同1544)銘柄、値下がり銘柄数は1094(同471)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、非鉄金属、電気機器、海運、機械、ゴム製品、保険、鉱業、証券・商品先物、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る