【株式市場】米国の関税追加が影響し日経平均は一時452円安となるが好業績株など強い

株式

◆日経平均は2万1891円20銭(305円69銭安)、TOPIXは1697.49ポイント(18.64ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億9634万株

チャート9 11日(水)前場の東京株式市場は、早朝に米国が中国製品に対する2000億ドル規模の追加関税を課すと伝えられたため、株価指数の先物が先行安。日経平均も194円安で始まり、10時過ぎに一時452円64銭安(2万1744円25銭)まで急落した。ただ、資生堂<4911>(東1)が急速に持ち直して11時前から堅調に転じるなど、主力株の一角に強い銘柄が見られ、日経平均の前引けは305円69銭安(2万1891円20銭)となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JQ平均も安い。

 出光興産<5019>(東1)昭和シェル石油<5002>(東1)は経営統合に向けた期待などから続伸基調を保ち、あじかん<2907>(東2)は出直った。リファインバース<6531>(東マ)は6月決算への期待が言われて上げ、エスプール<2471>(JQ)は5月中間決算を受けて期待が強まったとされて続伸。

 東証1部の出来高概算は6億9634万株。売買代金は1兆1322億円。1部上場2099銘柄のうち、値上がり銘柄数は417銘柄、値下がり銘柄数は1628銘柄。また、東証33業種別指数で値上がりした業種は、石油・石炭1業種のみだった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る