シー・エス・ランバーの第2四半期連結業績は利益面において当初予想を上回って着地

■販管費が当初予想を下回る

 シー・エス・ランバー<7808>(JQS)の第2四半期連結業績は、利益面においては、当初予想を上回って着地した。売上高に関しては、下回った。

 13日に、第2四半期連結業績予想と実績値の差異について公表した。

 売上高は、当初予想を65百万円下回る63億34百万円(前回予想比1.0%減)、営業利益は05百万円上回る35百万円(同18.2%増)、経常利益は05百万円上回る15百万円(同57.0%増)、純利益は02百万円上回る△04百万円となった。

 売上高は当初予想を下回ったものの、おおむね予想通りとなった。利益面については、販管費が当初予想を下回ったことから前回予想を上回ることとなった。

■販売価額への転嫁が追いつかず材料費が増加

 プレカット事業は、米国の住宅着工戸数が好調に推移していることから木材価格が高騰傾向にあり、販売価額への転嫁が追いつかず材料費が増加した。また、プレカット事業の受注増を見込んで人員増加や設備増強等をおこなったが、貸家住宅の受注が低調だったことにより人件費、減価償却費の増加分を吸収するには至らなかった。その結果、売上高は55億22百万円、セグメント利益0百万円となった。

 建築請負事業は、受注が今期2月ごろから復調となると見込んでいたが、土地価額や住宅資材の高騰から需要が低迷した影響で出遅れ、受注棟数も完工棟数も計画を大きく下回った。そのため、売上高は10億94百万円、セグメント利益は△54百万円。

■19年4月開所予定施設の土地1区画を取得

 不動産賃貸事業は、当第2四半期連結累計期間中に保育所施設2施設の賃貸を開始した。また、19年4月開所予定施設の土地1区画を取得した。その結果、売上高は1億16百万円、セグメント利益は71百万円であった。

 その他事業では、不動産販売事業を展開している。第2四半期累計期間中に3区画を販売した。 その結果、売上高は1億10百万円、セグメント利益は△02百万円。

 第2四半期は利益面で当初予想を上回ったものの、通期業績予想は当初予想を据え置いている。

 ちなみに、18年11月期連結業績予想は、売上高153億円(前期比4.1%増)、営業利益5億90百万円(同1.5%減)、経常利益5億40百万円(同0.9%減)、純利益3億50百万円(同3.0%増)を見込む。

 なお配当については、期末40円と5円の増配を予想している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る