ハウスドゥが活況高、「リバースモーゲージ」に関する経済紙報道に注目集まる

株式市場 銘柄

■本格的な長寿社会で老後破綻を防ぐには、と環境整備の必要性を追求

 ハウスドゥ<3457>(東1)は17日、大きく出直り、10時30分を過ぎては7%高の2460円(168円高)前後で推移。出来高も、すでにここ数日の一日分を上回っている。自宅を活用した資金捻出方法である「リバースモーゲージ」などの「不動産+フィンテック」事業を積極的に展開し、リバースモーゲージについて、日本経済新聞7月14日付朝刊が「本格的な長寿社会で老後破綻を防ぐには」「いまこそ官民挙げての取り組みが求められている」といった内容の特集記事を掲載し、注目し直されている。

 リバースモーゲージは、そのまま住み続けながら自宅を担保に資金を融通し、「契約者が死亡すると自宅を売却して返済」(同)する仕組み。報道によると、「約60のメガバンクや地銀などが扱うが、融資残高は1000億円強にとどまる」とし、「潜在需要は5兆円規模ともいわれる」中で、「利用したい人と金融機関が融資したい人とのミスマッチ」の例などを挙げた。そした、米国では様子が全く異なり、米連邦住宅局が民間金融機関に保険を付与する仕組みがあり、「市場規模は20兆円強に及ぶ」などとし、日本でも住宅金融支援機構による「リ・バース60」や、国土交通省による中古住宅の「安心R住宅」などの制度が徐々に整いつつあるとした。(HC)

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