ハピネットは下値固め完了感、19年3月期営業・経常増益予想
- 2018/7/20 06:17
- 株式投資ニュース
ハピネット<7552>(東1)は玩具事業を主力として、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。19年3月期営業・経常増益予想である。株価は下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。
■玩具事業を主力に映像音楽やビデオゲームも展開
バンダイナムコグループで、玩具事業を主力に映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。
なお7月4日に訴訟の判決確定を発表している。SRAホールディングスの子会社であるSRAとの訴訟について、SRAが上告受理申立てを行っていたが、最高裁判所において上告審として受理しない旨の決定がなされた。本件に関して18年3月期に受取賠償金を特別利益に計上している。
■19年3月期営業・経常増益予想
19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比16.4%増の2300億円、営業利益が4.0%増の50億円、経常利益が2.1%増の48億円、純利益が20.6%減の32億円としている。
売上高は2桁増収予想である。18年3月に星光堂から承継した音楽・映像商材の卸売事業も寄与して、映像音楽事業が大幅伸長する。営業利益と経常利益は18年3月期に比べて伸び率が鈍化するが増益予想である。なお純利益は受取賠償金が一巡して減益予想である。
■株価は下値固め完了感
株価は6月26日に年初来安値1331円まで下押したが、その後は1400円台に戻して下値固め完了感を強めている。7月19日の終値は1442円、今期予想連結PERは約10倍、時価総額は約347億円である。出直りを期待したい。