田辺三菱製薬は脳梗塞急性期の治療薬エダラボン注目され大きく出直る

株式市場 銘柄

■新薬開発力への注目が再燃する様子

 田辺三菱製薬<4508>(東1)は20日、大きく出直って始まり、取引開始後に7%高の2115円(146円高)まで上げて5月8日以来の2100円台を回復した。19日付で、「新規筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬としてのエダラボンの研究開発」により第43回(平成30年度)井上春成賞を受賞と発表し、新薬開発力への注目が再燃する様子がある。

 発表によると、エダラボン(国内製品名「ラジカット」:田辺三菱製薬の登録商標)は、脳梗塞などで細胞が障害される際の因子の一つである酸化ストレスを消去することで神経保護作用を有し、2001年に日本国内で脳梗塞急性期の治療薬として世界で最初に実用化に成功した当社創製のフリーラジカルスカベンジャー医薬品。(HC)

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