ベストワンドットコムは底打ち感、18年7月期大幅増収増益予想で19年7月期も収益拡大期待

株式市場 銘柄

 ベストワンドットコム<6577>(東マ)は、クルーズ旅行・船旅専門のオンライン旅行会社である。18年7月期大幅増収増益予想である。19年7月期も収益拡大を期待したい。株価はIPO人気が一巡して安値圏だが底打ち感を強めている。

■クルーズ旅行専門のオンライン旅行会社

 18年4月東証マザーズに新規上場した。クルーズ旅行・船旅専門のオンライン旅行会社である。06年1月開始したクルーズ旅行予約サイト「ベストワンクルーズ」運営を主力として、14年9月にはハネムーンクルーズ専門サイト「HUNEMOON」運営も開始した。16年3月子会社化したファイブスタークルーズは高級船を専門に取り扱う「ファイブスタークルーズ」を運営している。

 18年5月には外国人に特化した人材紹介業などを展開するWonderwallに出資した。また株主優待制度を新設し、7月31日現在の株主を対象に保有株式数に応じて優待割引券を贈呈する。

■18年7月期大幅増収増益予想

 18年7月期連結業績予想は、売上高が17年7月期比44.1%増の17億24百万円、営業利益が2.4倍の1億17百万円、経常利益が2.3倍の1億21百万円、純利益が2.3倍の78百万円としている。海外クルーズ乗車券の販売が伸長して大幅増収増益予想である。

 第3四半期累計は、売上高が10億94百万円、営業利益が1億01百万円、経常利益が97百万円、純利益が67百万円だった。通期予想に対する進捗率は売上高が63.5%、営業利益が86.3%だった。5月のゴールデンウィーク期間と7月~9月の夏休み期間に取り扱いが集中することを考慮すれば、通期ベースで好業績が期待される。そして19年7月期も収益拡大を期待したい。

■株価は底打ち感

 株価はIPO人気が一巡して安値圏だが、1万円近辺から切り返して底打ち感を強めている。7月24日の終値は1万1190円、今期予想連結PERは約79倍、時価総額は約68億円である。日足チャートで見ると25日移動平均線を突破して基調転換の動きを強めている。出直りを期待したい。

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