ファイバーゲートは19年6月期も収益拡大期待、基準日8月31日で株式2分割
- 2018/7/25 08:34
- 株式投資ニュース
ファイバーゲート<9450>(東マ)はWi-Fiソリューションの総合サービス企業である。18年6月期大幅増収増益予想で、19年6月期も収益拡大が期待される。基準日18年8月31日(効力発生日18年9月1日)付で1株を2株に分割する。株価は6月21日高値から反落したが調整一巡感を強めている。上値を試す展開を期待したい。なお8月10日に18年6月期決算発表を予定している。
■Wi-Fiソリューションの総合サービス企業
18年3月東証マザーズに新規上場した。Wi-Fiソリューションの総合サービス企業である。レジデンスWi-Fi事業(マンション・アパート向け無料インターネット接続サービス提供)を基盤として、フリーWi-Fi事業(店舗・商店街・商業施設向けフリーWi-Fiサービス「Wi-Fi Nex」提供)も展開している。
18年5月には新サービス「ワンタッチWi-Fi」の提供を開始した。フリーWi-Fi事業の柱として、アライアンスパートナーとともにWi-Fi基盤を拡大する。
■18年6月期大幅増収増益予想、19年6月期も収益拡大期待
18年6月期の連結業績予想(5月15日に上方修正)は、売上高が17年6月期比37.7%増の38億38百万円、営業利益が44.1%増の5億19百万円、経常利益が41.3%増の4億72百万円、純利益が41.0%増の2億95百万円としている。
第3四半期累計は売上高が29億04百万円、営業利益が5億07百万円、経常利益が4億67百万円、純利益が2億92百万円だった。レジデンスWi-Fi事業は業界繁忙期の需要増などを背景にサービス提供数が増加した。フリーWi-Fi事業は訪日外国人向けWi-Fi環境構築などの需要が拡大した。通期予想に対する進捗率は売上高が75.7%、営業利益が97.7%と高水準である。
通期ベースでも、事業パートナー各社との協業拡大やサービス品質強化策などが奏功して、大幅増収増益予想である。そして19年6月期も収益拡大が期待される。
■株価は調整一巡して上値試す
株価は6月21日高値4355円から反落したが、3500円近辺で推移して調整一巡感を強めている。7月24日の終値は3585円、前期推定連結PERは約46倍、時価総額は約171億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。調整一巡して上値を試す展開を期待したい。