アイ・ケイ・ケイは調整一巡して戻り試す、18年10月期2桁営業増益予想
- 2018/7/26 06:28
- 株式投資ニュース
アイ・ケイ・ケイ<2198>(東1)は「ララシャス」ブランドのゲストハウス・ウェディング事業を主力としている。18年10月期は新規出店も寄与して2桁営業増益予想である。また19年4月には兵庫県神戸市のポートアイランドに新規出店予定である。株価は調整一巡感を強めている。戻りを試す展開を期待したい。
■ゲストハウス・ウェディングが主力
ゲストハウス・ウェディングの婚礼事業を主力として、子会社の葬儀事業と介護事業も展開している。
ゲストハウス・ウェディングは「ララシャス」ブランドで、18年4月末時点で九州中心に18店舗・34バンケットを展開している。19年4月には兵庫県神戸市のポートアイランドに新規出店予定である。なお婚礼事業の施行組数は第4四半期(8月~10月)の割合が高い。
■18年10月期2桁営業増益予想
18年10月期連結業績予想は、売上高が17年10月期比10.1%増の200億05百万円、営業利益が10.1%増の20億05百万円、経常利益が10.1%増の20億10百万円、純利益が2.2%減の12億90百万円としている。
第2四半期累計は、売上高が前年同期比7.3%増の91億60百万円、営業利益が27.2%減の5億12百万円、経常利益が25.1%減の5億26百万円、純利益が42.9%減の3億45百万円だった。福岡東店退店による既存店の施行組数の減少、新規出店(岡崎支店、大阪支店)に伴う先行費用の発生、人件費の増加で減益だった。ただし概ね計画水準だった。
通期ベースでは、新規店舗の稼働や既存店舗のリニューアル効果で国内婚礼事業の施行組数が増加し、2桁営業増益予想である。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が45.8%、営業利益が25.5%と低水準の形だが、第4四半期の構成比が高い季節特性を考慮すれば順調だろう。なお18年4月末時点の受注残組数は12.5%増の4018組と高水準である。
■株価は調整一巡して戻り試す
株価は7月11日の直近安値751円から切り返して調整一巡感を強めている。7月25日の終値は797円、今期予想連結PERは約18倍、時価総額は約239億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。