【株式市場】日銀のETF買い配分見直し観測を受けTOPIXは続伸し日経平均は軟調

株式

<新規上場の2銘柄はエクスモーションが50%高で初値つく>

◆日経平均は2万2592円23銭(22円02銭安)、TOPIXは1765.10ポイント(11.62ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億2959万株

チャート3 26日(木)前場の東京株式市場は、日銀が金融政策の一環として行っている上場投資信託(ETF)の買い介入について、「配分見直しへ、TOPIX拡大」(日本経済新聞7月26日付朝刊)と伝えられ、TOPIX(東証株価指数)が続伸した一方、日経平均は朝方の102円90銭高(2万2717円15銭)を上値に一進一退となり、前引けは22円02銭安(2万2592円23銭)となった。東証2部指数、日経JQ平均は高いが、マザーズ指数は安い。

 第1四半期決算を25日に発表した日本航空電子工業<6807>(東1)が年初来の高値に進み、第2四半期決算を発表したキヤノンマーケティングジャパン<8060>(東1)も高い。メディアシーク<4824>(東マ)は動画配信プラットフォーム「MADO」の無料展開戦略などが注目されて連日急伸。富士ソフトサービスビューロ<6188>(JQS)は業績見通しの増額が材料視されて急伸。

 26日は2銘柄が新規上場となり、エクスモーション<4394>(東マ・売買単位100株)は、10時36分に公開価格3340円を50%上回る5000円で初値がつき、その後5150円まで上げて前引けは4900円。アクリート<4395>(東マ・売買単位100株)は買い気配のまま公開価格770円を71%上回る1316円となり、まだ初値はついていない。

 東証1部の出来高概算は6億2959万株。売買代金は1兆1733億円。1部上場2103銘柄のうち、値上がり銘柄数は1715銘柄、値下がり銘柄数は306銘柄となった。(HC)

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