アズ企画設計は底値圏、19年2月期営業・経常増益予想
- 2018/7/27 08:28
- 株式投資ニュース
アズ企画設計<3490>(JQ)は、収益賃貸マンションやビジネスホテルなどを売買する不動産販売事業を主力としている。19年2月期営業・経常増益予想としている。株価はIPO人気が一巡して水準を切り下げたが売り一巡感を強めている。ほぼ底値圏だろう。
■不動産販売事業を展開
18年3月東証JASDAQに新規上場した。首都圏1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)エリアを中心に、収益賃貸マンションやビジネスホテルなどを売買する不動産販売事業を主力として、不動産賃貸事業、不動産管理事業も展開している。収益面では下期偏重の特性がある。
■19年2月期は営業・経常増益予想
19年2月期の非連結業績予想は、売上高が18年2月期比27.6%増の81億38百万円、営業利益が8.9%増の4億36百万円、経常利益が8.4%増の3億82百万円、純利益が20.0%減の2億19百万円としている。
第1四半期は売上高が16億04百万円、営業利益が76百万円、経常利益が61百万円、純利益が32百万円だった。前年同期との比較で見れば、売上高は販売用不動産の売却で80.8%増収、営業利益は前年同期の高利益率物件売却の反動や販管費の増加で16.7%営業減益だった。ただし概ね計画水準としている。
通期ベースでは不動産販売事業が牽引して大幅増収、販管費の増加を吸収して営業・経常増益予想である。純利益は特別利益が一巡して減益予想としている。
■株価は底値圏
株価はIPO人気が一巡して水準を切り下げ、7月5日には2730円まで下押した。その後は2800円近辺で推移して売り一巡感を強めている。7月26日の終値は2813円、今期予想連結PERは約12倍、時価総額は約26億円である。IPO時の18年3月高値5410円からほぼ半値水準まで下押して底値圏だろう。