クックビズは底値圏、飲食関連に特化した転職サイトを運営

株式市場 銘柄

 クックビズ<6558>(東マ)は飲食関連に特化した転職サイト「クックビズ」を運営している。18年11月期は成約件数増加などで増収だが、先行投資負担で減益予想としている。株価はIPO人気が一巡して水準を切り下げたが、ほぼ底値圏だろう。

■飲食関連に特化した転職サイト「クックビズ」を運営

 17年11月東証マザーズに新規上場した。飲食関連に特化した転職サイト「クックビズ」を運営し、人材サービス事業(人材紹介事業および求人広告事業)を展開している。新規事業では、飲食業界で働く人向け研修「クックビズフードカレッジ」事業、料理人・シェフ向けSNSサービス「Foodion」も展開している。

■18年11月期は先行投資負担で減益予想

 18年11月期の非連結業績予想は売上高が17年11月期比27.5%増の26億36百万円、営業利益が57.2%減の1億14百万円、経常利益が56.8%減の1億14百万円、純利益が57.1%減の73百万円としている。

 成約件数増加や求人広告出稿増加で大幅増収だが、オフィス増床移転、人材投資に伴う人件費の増加、広告宣伝費の増加などの先行投資負担で減益予想としている。

 第2四半期累計は売上高が11億72百万円、営業利益が57百万円、経常利益が60百万円、純利益が22百万円だった。人材紹介事業および求人広告事業が順調に伸長して前年同期比22.5%増収だが、人件費増加など先行投資負担で54.6%営業減益だった。ただし通期予想に対する進捗率は売上高が44.4%、営業利益が50.5%と概ね順調である。

■株価はほぼ底値圏

 株価はIPO人気が一巡して水準を切り下げ、7月25日には2001円まで下押した。ただしIPO時の17年11月高値6750円から約3分の1水準でほぼ底値圏だろう。7月26日の終値は2065円、今期予想PERは約61倍、時価総額は約45億円である。

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