【注目株】イワキの7月27日の株価は、引け値ベースで1月29日以来の500円台を回復

注目銘柄

■アプロスの人気化粧品シルキーカバーオイルブロックの売上急増

 イワキ<8095>(東1)の7月27日の株価は、引け値ベースで1月29日以来の500円台を回復し、上昇局面にある。

 株価上昇の背景の一つには、7月12日に配当方針を従来の固定型から、安定的でありかつ業績連動性を持たせた「DOE(純資産配当率)1.5%を下限とし、配当性向30%を目途」とする方針に変更し、第2四半期配当金5円、期末配当5円50銭と年間10円50銭(前期7円50銭)と当初の減配予想(年間6円)から増配予想となったことが挙げられる。

 また、岩城製薬の「デルモゾール(R)G」が基礎的医薬品指定により、薬価が従来の3.5倍となったことにより、利益が大幅に拡大したことで、5月25日に第2四半期業績予想と通期業績予想を上方修正しているが、通期業績予想については、6月、7月に入っても「デルモゾール(R)G」の売上が下がっていないことから、再度の上方修正が期待されることも株価の動きを強くしているといえる。

 同社の事業別の売上高(2017年11月期)は、医薬・FC事業部215億円、HBC(Healthy&Beauty Care)事業部235億円、化学品事業部62億円、食品事業部39億円、その他20億円となっている。

 この様な状況の中で、これから売上拡大が期待されるのが2000年に設立されたアプロス株式会社(HBC事業部)が開発した人気化粧品シルキーカバーオイルブロックである。

 シルキーカバーオイルブロックは、国内はもとより、訪日外国人の間で人気化したことで、売上が伸び、これまでは販売個数150万個としていたが、230万個を突破し、急激に伸びている。そのため、中国、台湾、韓国での販売を開始している。

 国内はもとより、海外でも評判が良いことから、海外の需要を取込む可能性は高いといえる。

 以上のように、当初の減配予想から、一転増配予想となったことに加え、「デルモゾール(R)G」、「シルキーカバーオイルブロック」といった商品の売上拡大が予想されることから、投資家の見直し買いが入り、株価は出来高を伴い上昇している。

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