【注目の決算】エイジアの第1四半期は製品開発の強化など平行しながら売上高5%増加

■通期では最高益へ、マーケティングオートメーションの次期バージョン秋頃に販売開始

 エイジア<2352>(東1)が31日に発表した2019年3月期・第1四半期の連結決算(18年4月1日~6月30日)は、クラウド型マーケティング支援ソフト製品などが好調に推移した結果、売上高が前年同期比4.7%増加して3.73億円となり、親会社株主に帰属する純利益は同じく3.5%増加して0.4億円となった。

 営業利益は同8.6%減の0.62億円となったが、この第1四半期は、製品開発の強化やクラウドサービス(ASP・SaaS)の強化などに取り組んでおり、中でもSaaS型の初期費用などにより減益要因になった。

 しかし、今後、主力製品へと成長させるマーケティングオートメーション「WEBCAS Auto Relations」の次期バージョン(Ver3)の開発が佳境を迎え、秋ごろの販売開始に目途がついてきているとしたほか、更に次のバージョン(Ver4)においては、LINE連携配信、DM連携配信を実現すべく、その仕様検討に着手している。こうしたことから、今3月期の連結業績見通しは期初の段階での予想を継続し、売上高は前期比11.6%増の17.0億円、営業利益は同20.6%増の4.2億円、親会社株主に帰属する純利益は同16.4%増の2.75億円、1株利益は67円47銭とした。売上高、各利益とも続けて最高を更新することになる。(HC)

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