SIGはIPO人気一巡後の落ち着きどころを探る段階、独立系SIで19年3月期増収増益予想

株式市場 銘柄

 SIG<4386>(JQ)は独立系のSI(システムインテグレータ)で、18年6月21日東証JASDAQに新規上場した。需要が堅調に推移して19年3月期増収増益予想である。株価はIPO人気が一巡して安値を更新する展開だが、落ち着きどころを探る段階だろう。

■独立系SI

 18年6月21日東証JASDAQに新規上場した。独立系SI(システムインテグレータ)で、システム開発事業とインフラ・セキュリティサービス事業を展開している。18年3月期の売上構成比はシステム開発事業80%、インフラ・セキュリティサービス事業20%だった。システム開発事業は公共系分野、製造系分野、エネルギー系分野、サービス系分野を主要な事業領域としている。
■19年3月期増収増益予想

 19年3月期非連結業績予想は、売上高が18年3月期比8.8%増の41億38百万円、営業利益が2.4%増の3億13百万円、経常利益が2.8%増の3億08百万円、純利益が3.4%増の1億85百万円としている。コーポレートガバナンス強化費用や上場関連費用が発生するが、需要が堅調に推移して増収効果で吸収する見込みだ。

■株価はIPO人気一巡後の落ち着きどころを探る段階

 株価(初値6月21日4665円)は、6月21日高値4965円から反落して安値更新の展開となり、7月30日には2625円まで下押した。IPO人気が一巡して落ち着きどころを探る段階だろう。7月31日の終値は2734円、今期予想PERは約26倍、時価総額は約50億円である。

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