マニーは調整一巡感、18年8月期増収増益予想で19年8月期も収益拡大基調
- 2018/8/1 06:13
- 株式投資ニュース
マニー<7730>(東1)はサージカル関連製品、アイレス針関連製品、デンタル関連製品を展開している。18年8月期は全セグメントとも好調に推移して増収増益予想である。そして19年8月期も収益拡大基調だろう。株価は調整一巡感を強めている。上値を試す展開を期待したい。
■サージカル関連、アイレス針関連、デンタル関連を展開
眼科ナイフなどのサージカル関連製品、手術用縫合針などのアイレス針関連製品、歯科用根管治療機器などのデンタル関連製品を展開している。18年2月期の売上構成比は、サージカル関連製品25%、アイレス針関連製品27%、デンタル関連製品49%である。
なお7月19日にドイツの連結子会社SDGの株式を譲渡すると発表している。グループ内で相対的に利益率が低い状況が続いているため、経営資源の集中を図ることがグループの企業価値向上に資すると判断した。
■18年8月期増収増益予想、19年8月期も収益拡大基調
18年8月期の連結業績予想(7月5日に上方修正)は、売上高が17年2月期比16.1%増の199億30百万円、営業利益が18.5%増の50億47百万円、経常利益が9.6%増の50億67百万円、純利益が8.2%増の35億87百万円としている。全セグメントとも好調に推移して増収増益予想である。
第3四半期累計は、売上高が前年同期比20.8%増の149億66百万円、営業利益が21.3%増の38億31百万円、経常利益が12.8%増の38億71百万円、純利益が10.7%増の27億19百万円だった。サージカル関連が15.5%増収、アイレス針関連が36.0%増収、デンタル関連が15.3%増収と、全セグメントが好調に推移した。
修正後の通期予想に対する進捗率は売上高が75.1%、営業利益が75.9%となる。通期ベースでも好業績が期待される。そして19年8月期も収益拡大基調だろう。
■株価は調整一巡感
株価は6月高値5440円から反落したが、5000円近辺で推移して調整一巡感を強めている。7月31日の終値は4805円、今期予想連結PERは約44倍、時価総額は約1712億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。調整一巡して上値を試す展開を期待したい。