オンコセラピー・サイエンスが一段高、新規抗がん剤開発に関する論文を材料視

株式市場 銘柄

■開発中のSUV39H2阻害化合物が、がん治療に有効な可能性が示唆される

 オンコセラピー・サイエンス<4564>(東マ)は8日の後場一段高となり、取引開始後に8%高の158円(12円高)と出直りを強めている。前歯の取引終了後、「新規抗がん剤開発に関する論文公表のお知らせ」を発表。注目が集まった。

 発表によると、このたび、同社と元シカゴ大学中村祐輔教授(現・公益財団法人がん研究会がんプレシジョン医療研究センター所長)のグループとの共同研究により、がん標的分子であるメチル化転移酵素SUV39H2を阻害する低分子化合物に関する論文がOncotarget誌に公表された。同社が開発中のSUV39H2阻害化合物が、がん治療において有効である可能性が示唆されており、今後、開発スピードをさらに速めて、がん治療に貢献していきたいとした。(HC)

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