【株式市場】決算発表後に下げる銘柄もあり日経平均は終盤に軟化して小幅反落

株式

◆日経平均は2万2644円31銭(18円43銭安)、TOPIXは1744.71ポイント(1.34ポイント安)、出来高概算(東証1部)は14億4982万株

 8日後場の東京株式市場は、9日開催予定の日米貿易協議(FFR)を意識する様子があり、四半期決算の好調な銘柄や材料株を個別に注目する相場が続いた。日本製紙<3863>(東1)は14時の発表後に一段高。しかし、下げる銘柄も混在。日経平均は14時にかけて一時2万2610円29銭52円45銭安(2万2610円29銭)まで軟調転換する場面があり、大引けも軟調で反落。半面、東証2部指数、マザーズ指数、日経JQ平均は高い。

 後場は、JPホールディングス<2749>(東1)はが正午前に未定だった今期の業績見通しや中期計画を発表し一気に活況高相場に変貌。玉井商船<9127>(東2)は7日発表の第1四半期決算の黒字転換を受けて大幅高のまま推移。リンクバル<6046>(東マ)は7日発表の第3四半期決算が好感されて一段高。エスケーエレクトロニクス<6677>(JQS)も7日発表の第3四半期決算が好感されて一段高。

 東証1部の出来高概算は14億4982万株(前引けは7億68万株)。売買代金は2兆5466億円(同1兆1354億円)。1部上場2104銘柄のうち、値上がり銘柄数は1039(同1251)銘柄、値下がり銘柄数は984(同730)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は12業種(前引けは19業種)となり、値上がり率上位は、海運、情報・通信、パルプ・紙、機械、その他金融、電気機器、銀行、精密機器、空運、などとなった。(HC)

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