ブライトパス・バイオが活況高、第1四半期の売上高35%増加など注目される
- 2018/8/14 10:36
- 株式投資ニュース
■収益的には赤字続くが新規抗体のパイプライン拡充を継続
ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)は14日、反発して出来高も増勢となり、10時を過ぎては7%高に迫る260円(16円高)前後で推移している。10日に第1四半期の連結決算(2018年4月~6月)を発表し、収益的には営業、経常、純利益とも赤字だったが、売上高は前年同期比34.7%増加。注目し直す動きがある。
同社は、18年5月に、がんペプチドワクチンITK-1(富士フイルムホールディングス<4901>(東1)の富士フイルム株式会社へ導出)が臨床試験の結果、主要評価項目を達成できなかったと発表。株価は直後に700円台から300円台に水準を訂正し、以後は弱もみ合いのまま小動きが続いてきた。
ただ、第1四半期の連結決算短信では、米国で研究開発中のグローバル向けがんペプチドワクチンGRN-1201のメラノーマ(悪性黒色腫)対象の第1相臨床試験、および非小細胞肺がん対象の第2相臨床試験を推進するなど、引き続き、新規抗体のパイプライン化を目指した研究、新規シーズの探索、各種研究機関との共同研究の推進など、創薬パイプラインの拡充を図っていることを開示した。(HC)