野崎印刷が急伸、第1四半期の大幅増益に評価再燃し改元に向けた需要も意識

株式市場 銘柄

■通期の業績見通しは営業利益71%増、純利益2.2倍を継続

 野崎印刷紙業<7919>(東2)は20日の後場、13時30分にかけて7%高の265円(18円高)前後で推移し、東証2部銘柄の値上がり率2位を争っている。7月末に発表した第1四半期の連結決算(2018年4~6月)の営業利益が前年同期比2.9倍となり、純利益は赤字だったが本業での大幅増益を改めて見直す動きが再燃したとの見方が出ている。

 元号関連銘柄のひとつだが、第1四半期はタグ・ラベルなどの情報機器及びサプライ品部門や化粧品メーカー、自動車部品メーカー向けの紙工品部門などが好調。3月通期の連結業績見通し、期初の予想数値を継続し、営業利益を前期比70.9%増の2.6億円、純利益を同2.2倍の1.3億円、1株利益を7円68銭とした。改元(元号の変更)に向けた需要はこれからになるため、注目度は強いようだ。(HC)

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