リファインバースは海洋プラスチック問題の関連銘柄との見方があり後場一段高

株式市場 銘柄

■業績は新工場の初期不具合の影響残るが重要なテーマ株として注目集まる

 リファインバース<6531>(東マ)は23日の後場一段高となり、14時を過ぎて11%高の1451円(145円高)まで上げて出直りを強めている。使用済みのタイルカーペットから再資源化率90%以上の高効率で合成樹脂素材を取り出す技術を事業化させて高成長を続けており、このところ、海洋プラスチック問題が地球規模の環境問題として取り沙汰されていることを受け、同社を連想して注目する動きがある。

 前期・2018年6月期の連結業績は、新工場の初期設備に不具合が発生し、その解消に想定以上の時間を要した影響により、営業利益が前期比95.7%減となるなど大幅な減益となった。このため、株価は発表前の2824円(8月9日終値)から大きく水準訂正し、一時1280円(8月22日)まで下押した。しかし、不具合は18年2月に実施した設備改修工事により解消した。今期・19年6月期の連結営業利益の見通しは前期比5.8倍とし、純利益は不具合の余波が残り同47.6%減としたが、海洋プラスチック問題にかかわる重要なテーマ株として注目を集める期待が出ている。(HC)

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