ファイバーゲートは目先的な売り一巡、19年6月期2桁増収増益予想、基準日8月31日で株式2分割
- 2018/8/24 07:49
- 株式投資ニュース
ファイバーゲート<9450>(東マ)はWi-Fiソリューションの総合サービス企業である。18年6月期は大幅増収増益だった。そして19年6月期も2桁増収増益予想である。なお基準日18年8月31日(効力発生日18年9月1日)付で1株を2株に分割する。株価は7月の上場来高値圏から急反落したが、目先的な売り一巡して反発を期待したい。
■独立系のWi-Fiソリューション企業
18年3月東証マザーズに新規上場した。独立系のWi-Fiソリューション企業である。8月10日には朝日ネット<3834>との業務提携を発表した。
18年6月期の売上構成比は、レジデンスWi-Fi事業(マンション・アパート向け無料インターネット接続サービス)が72%、フリーWi-Fi事業(観光地や商業施設向けフリーWi-Fiサービス、法人ネットワーク事業、Wi-Fiプロダクト事業)が28%だった。
■18年6月期大幅増収増益、19年6月期も2桁増収増益予想
18年6月期連結業績は、売上高が17年6月期比42.7%増の39億77百万円、営業利益が55.3%増の5億60百万円、経常利益が52.4%増の5億10百万円、純利益が49.2%増の3億12百万円だった。計画超の大幅増収増益だった。
レジデンスWi-Fi事業は48.3%増収だった。契約戸数は151.5千戸で51.8%増加した。フリーWi-Fi事業は30.1%増収だった。アクセスポイント数は4万6280APで50.7%増加した。
19年6月期連結業績予想は、売上高が18年6月期比25.1%増の49億76百万円、営業利益が19.7%増の6億70百万円、経常利益が18.2%増の6億02百万円、純利益が11.1%増の3億46百万円としている。売上高はレジデンスWi-Fi事業が牽引し、利益はフリーWi-Fi事業が牽引して2桁増収増益予想である。好業績を期待したい。
■株価は目先的な売り一巡
株価は7月30日の上場来高値4535円から反落し、18年6月期決算発表に対してもネガティブ反応となって急落したが、3000円近辺で目先的な売り一巡感を強めている。8月23日の終値は3230円、今期予想連結PERは約44倍、時価総額は約154億円である。反発を期待したい。