HEROZは底値圏、19年4月期2桁増収増益予想
- 2018/8/27 06:26
- 株式投資ニュース
HEROZ<4382>(東マ)は、世界最高峰の将棋人工知能(AI)の開発を通じて蓄積したAIサービス「HEROZ Kishin」を提供している。19年4月期2桁増収増益予想である。株価はほぼ底値圏だろう。反発を期待したい。
■将棋人工知能開発で蓄積したAIサービスを提供
18年4月東証マザーズに新規上場した。世界最高峰の将棋人工知能(AI)の開発を通じて蓄積した深層学習(ディープラーニング)を含む機械学習によるAI関連手法をコア技術として、様々な課題を解決するAIサービス「HEROZ Kishin」を各産業に提供している。
■19年4月期2桁増収増益予想
19年4月期の非連結業績予想は、売上高が18年4月期比12.6%増の13億円、営業利益が12.9%増の4億円、経常利益が18.1%増の4億円、純利益が13.3%増の2億80百万円としている。
企業向け「HEROZ Kishin」を提供するAI(BtoB)サービスが伸長し、先行投資負担を吸収する。EBITDA(営業利益+減価償却費+敷金償却)マージン率は20.2ポイント上昇の30.9%の見込みとしている。好業績を期待したい。
■株価は底値圏
株価は6月の上場来安値1万6120円を割り込むことなく、8月22日の直近安値1万6450円から切り返しの動きを強めている。18年4月IPO時の高値4万9650円から3分の1水準まで下押してほぼ底値圏だろう。
8月24日の終値は1万8360円、今期予想PERは約220倍、時価総額は約617億円である。反発を期待したい。