神戸天然物化学が急伸、電子材料の量産ステージ案件に対応する新工場を材料視

株式市場 銘柄

■量産に加えキログラム単位の試作が可能な「キロラボ工場棟」「研究棟」を建設

 神戸天然物化学<6568>(東マ)は27日の後場、2679円(112円高)で始まり、前場の一時132円高に続いて急伸相場となっている。この日朝、「機能材料向け新規製造棟等の建設工事着工のお知らせ」を発表し、注目されている。

 発表によると、現在、電子表示材料を始めとした電子材料関連製品において、大型反応器を使用した量産ステージ案件が拡大しており、製造量が「キログラム」単位である高付加価値製品の需要に対応するとともに、キログラム単位の試作を行うことのできる「キロラボ工場棟」及び「研究棟」を建設する。

 2018年3月に株式を上場し、初値は3665円、高値は4月の4830円。この高値に向かう途中には、大阪大学と共同で創製した、がん細胞に特異的に発現するアミノ酸トランスポーターLAT1の阻害剤に係わる特許について、ジェイファーマ株式会社(本社:横浜市)へのライセンス供与と契約一時金、マイルストン及びロイヤリティの受領を発表。業績への寄与が期待されている。(HC)

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