【狙い場・買い場】明治電機工業は期末一括配当17.5円の権利付、5期連続の増収増益

狙い場・買い場

明治電機工業<3388>(東1・売買単位100株)は、ミニゴールデンクロスを示現。チャート妙味が増し、好業績予想で割安感があり、上昇基調を強めると期待されることから注目したい。

同社は、電気機器・計測器及び電気設備並びに自動・省力化用機能部品とその設備の販売および輸出入業務。エレクトロニクス製品・各種検査装置・メカトロ・FA・情報・物流システムの開発、設計、製作。計測・制御・情報処理のコンサルティング。工業計器・電気計測器の保守を行っている。今年度からスタートした第8次中期経営計画に基づき、「さらなる信頼を得られる事業品質の確立」をスローガンに、エンジニアリングビジネスの確立や営業体制の強化、グローバル体制の強化など、戦略課題に取り組んでいる。

今2015年3月期業績予想は、売上高が507億9000万円(前期比9.4%増)、営業利益が15億6000万円(同35.8%増)、経常利益が17億8000万円(同29.7%増)、純利益が11億6000万円(同43.7%増)で5期連続増収増益を見込んでいる。年間配当は期末一括17円50銭を予定している。

中期経営計画の最終年度となる17年3月期は、売上高580億円、営業利益21億7000万円、経常利益23億2000万円、純利益14億円を計画しているが、同計画初年度の今15年3月期は当初計画を上回る見通しで、1年前倒し達成も視野に入る。

株価は、1月5日に昨年来の高値1255円と買われた後、1100円を軸にモミ合っている。週足では13週移動平均線を突破。月足では9カ月移動平均線がサポートしており、トレンドは崩れていない。国内、海外との連携を密にしたグローバル対応の推進や取引先の海外生産への対応強化など、グローバル体制の強化によって増収増益基調が続くと期待される。今期予想PER11倍台と割安感があり、高値奪回から再度上昇基調を強めるか注目したい。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る