NTTドコモが1週間ぶりに2900円台を回復、「5G」事業への期待強まる

株式市場 銘柄

■政府の「料金高い」発言で下押したが中期移動平均の水準で下げ止まり基調を維持

 NTTドコモ<9437>(東1)は29日、続伸基調で始まり、取引開始後に2905.5円(28.0円高)まで上げて約1週間ぶりに2900円台を回復した。22日にかけては、菅官房長官の携帯料金を巡る発言を受けて5日続落し、一時2727.0円まで下押したが、このところは次世代通信規格「5G」に関する事業展開への期待などが強まっているようで、持ち直しが目立っている。

 官房長官の携帯料金を巡る発言は業績悪化の要因になるものの、株価の動向は基調に崩れがないとの見方が少なくないようだ。22日の安値2727.0円は、週足でみると、ちょうど52週移動平均の水準になり、過去にも何度か同移動平均の水準で下げ止まりながら右肩上がりの相場が続いてきた。(HC)

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