東洋合成は千葉新工場が好感されて戻り高値を更新

株式市場 銘柄

■「感光材第4工場」世界的な需要の拡大に対応

 東洋合成工業<4970>(JQS)は29日、一段高で始まり、10時30分にかけて1200円(67円高)まで上げ、戻り高値を更新。取引時間中としては6月4日以来の1200円台復帰となった。28日の取引終了後、新工場の建設を発表。材料視されている。

 発表によると、新工場は、千葉工場(千葉県香取郡東庄町)内の「感光材第4工場」(仮称)。千葉工場では、半導体・ディスプレイの製造に使用されるフォトレジストの主原料となる感光性材料を主要製品として生産している。世界的なIoTへの進化や自動運転システムの実用化に向けた開発などを受け、同社製品は一層の用途拡大が見込まれるため、世界的な需要の拡大に対応し、生産能力の強化を図る。第4工場の延床面積は約7000平方メートル、投資金額は70億円(建物・設備、自己資金及び借入金により充当)、竣工予定は2020年7月、稼働開始予定は20年9月。(HC)

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