エーアイは音声合成関連事業を展開、19年3月期増収増益予想
- 2018/8/31 08:10
- 株式投資ニュース
エーアイ<4388>(東マ)は18年6月東証マザーズに新規上場した。音声合成エンジンおよび音声合成に関連するソリューションを提供している。19年3月期増収増益予想である。株価は安値圏だが、IPO人気が一巡して落ち着きどころを探る段階だろう。
■音声合成関連事業を展開
18年6月東証マザーズに新規上場した。音声合成エンジン「AITalk」シリーズや、音声合成クラウドサービス「AICloud」など、音声合成エンジンおよび音声合成に関連するソリューションを提供している。成長戦略としてスマートスピーカー「AISonar」や車載機向け多言語音声合成エンジンの製品化・拡販を推進する。
■19年3月期増収増益予想
19年3月期非連結業績予想は、売上高が18年3月期比15.0%増の6億80百万円、営業利益が13.1%増の1億66百万円、経常利益が12.3%増の1億66百万円、純利益が5.3%増の1億15百万円としている。
第1四半期は売上高が1億25百万円、営業利益が20百万円、経常利益が8百万円、純利益が5百万円だった。法人向け製品のライセンス提供、パッケージ販売、受託開発、法人向けサービス、コンシューマ向け製品のパッケージ販売が好調だった。通期予想に対する進捗率は売上高が18.4%、営業利益が12.0%と低水準の形だが、下期偏重の計画であり、通期ベースで好業績を期待したい。
■株価はIPO人気一巡して落ち着きどころを探る段階
株価はIPO時の6月28日高値4190円から反落し、8月22日の1812円まで下押した。その後は反発の動きを強めている。IPO人気が一巡して落ち着きどころを探る段階だろう。8月30日の終値は2398円、今期予想PERは約101倍、時価総額は約118億円である。