ロードスターキャピタルは自律調整一巡して上値試す、18年12月期大幅増収増益・増配予想

株式市場 銘柄

 ロードスターキャピタル<3482>(東マ)は、付加価値を高めて売却する不動産投資運用を主力としている。収益は物件売却によって変動しやすいが、18年12月期大幅増収増益・増配予想である。株価は8月の上場来高値から反落したが、自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。

■不動産投資運用が主力

 不動産とテクノロジーを融合し、コーポレートファンディング事業(不動産投資、不動産賃貸)を主力として、クラウドファンディング事業、その他事業(アセットマネジメント)も展開している。18年8月にはクラウドファンディング事業で、エクイティ投資型商品の第1号案件の募集を開始した。収益は物件売却によって変動しやすい。

■18年12月期大幅増収増益・増配予想

 18年12月期の連結業績予想(6月26日に上方修正)は、売上高が17年12月期比20.4%増の105億85百万円、営業利益が70.4%増の23億25百万円、経常利益が75.6%増の20億89百万円、純利益が58.8%増の12億61百万円としている。配当予想は6円50銭増配の年間17円50銭(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比53.8%増の50億85百万円、営業利益が90.2%増の15億13百万円、経常利益が2.0倍の14億09百万円、純利益が99.2%増の9億25百万円だった。コーポレートファンディング事業の不動産投資は4物件売却して55.9%増収、不動産賃貸は28.6%増収、クラウドファンディング事業は5.3倍増収と、いずれも好調に推移した。

 通期予想に対する進捗率は売上高48.0%、営業利益65.1%である。物件売却によって変動しやすい収益構造だが、通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は自律調整一巡して上値試す

 株価(18年8月13日付で貸借銘柄選定)は、8月30日の上場来高値3080円から反落したが、9月7日の2536円から切り返しの動きを強めている。自律調整の範囲だろう。9月21日の終値は2693円、今期予想連結PERは約22倍、時価総額は約282億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いて先高観を強めている。自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る