ブティックスは急反発して戻り歩調、19年3月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 ブティックス<9272>(東マ)は介護業界に特化したマッチング事業を展開している。19年3月期大幅増収増益予想である。株価は第1四半期の赤字を嫌気した売りが一巡し、8月の直近安値圏から急反発して戻り歩調だ。6月の上場来高値を目指す展開が期待される。

■介護業界に特化したマッチング事業を展開

 18年4月東証マザーズに新規上場した。介護業界(介護用品・介護事業者)を対象とした商談型展示会「CareTEX」開催、M&A仲介サービス、商談WEBマッチングサイト「CareTEXクラウド」運営のBtoB事業を主力として、介護用品をeコマースで販売するBtoC事業も展開している。

 18年8月には中国における合弁会社(持分法適用関連会社)設立を発表した。中国において介護関連商材の販売を展開する。

■19年3月期大幅増収増益予想

 19年3月期の非連結業績予想は、売上高が18年3月期比20.4%増の16億04百万円、営業利益が70.0%増の2億07百万円、経常利益が97.5%増の2億07百万円、純利益が82.8%増の1億34百万円としている。

 第1四半期は売上高が1億84百万円、営業利益が1億34百万円の赤字、経常利益が1億36百万円の赤字、純利益が87百万円の赤字だった。BtoB事業で大型の商談型展示会「CareTEX」の開催がなく、BtoC事業での広告出稿コストの高止まりなども影響して赤字だった。

 商談型展示会の売上は第4四半期に偏重する見込みだが、M&A仲介サービス成約件数の増加も寄与して、通期ベースでは大幅増収増益予想である。好業績を期待したい。

■株価は急反発して戻り歩調

 株価は第1四半期の赤字を嫌気した売りが一巡し、8月22日の直近安値2926円から急反発して戻り歩調だ。9月21日の終値は4455円、今期予想PERは約79倍、時価総額は約107億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線を突破した。6月の上場来高値5480円を目指す展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る