科研製薬は自社創薬品が好調で、配当など増額

株式市場 銘柄

■通期予想も引き上げ、営業利益は23%上方修正

 科研製薬<4521>(東1)は26日、15年3月期通期連結業績予想(14年4月~15年3月)及び期末配当予想の修正を発表した。

 発表によると、3月期業績予想は、自社創薬品の爪白癬治療剤「クレナフィン」関連の国内外の売上が、当初計画を上回って進捗しており、また販管費については計画を下回る見込みであるため、通期の連結業績予想を上方修正した。

 3月期の業績予想の売上高は、前回予想(5月12日)を25億円上回る939億円(前回予想比2.7%増)、営業利益は38億円上回る206億円(同22.6%増)、経常利益は39億円上回る203億円(同23.8%増)、純利益は11億円上回る118億円(同10.3%増)と上方修正を見込む。

 また、配当の上方修正も行い、前回期末予想27円のところを、4円増額し31円にし、年間58円(前期48円)の見込みとした。

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