アンジェスは一時ストップ安のあと急回復、新株予約権を発行

株式市場 銘柄

■発行株数の最大17.6%増加が気にされたが新薬候補への期待強い

 アンジェス<4563>(東マ)は26日、一時ストップ安の508円(100円安)をつけたが、10時を過ぎては550円(58円安)前後へと大きく持ち直している。25日の取引終了後、第33回新株予約権(第三者割当)の発行決議を発表。潜在株式数を1600万株(発行済株式総数の17.60%)としたため、株式価値の希薄化を気にする動きが先行したが、売り一巡後は調達資金の活用や新薬候補の承認申請への期待などに期待が強まっている。

 発表によると、すべての本新株予約権が行使された場合における交付株式数は最大16,000,000株(議決権数160,000個)。2018年8月31日現在の当社発行済株式総数(90,883,861株)及び当社議決権総数(908,769個)に対する比率はそれぞれ17.60%及び17.61%。

 一方、払込金額の総額は95億480万円(発行価額の総額64,800,000円に新株予約権の行使に際して払い込むべき金額の合計額9,440,000,000円を合算)。割当日は2018年10月11日。割当先は三田証券。

 今回の割当により調達した資金の一部は、開発品パイプラインの拡充において必要な資金及び国内におけるHGF遺伝子治療薬の製造販売後調査の実施に係る費用に充当するとした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る