【新規上場(IPO)銘柄】ライトアップはオリジナル心理診断コンテンツが好調、リバウンド継続となるか注目

株式市場 IPO 鐘

 ライトアップ<6580>(東マ)は、6月22日に東京証券取引所マザーズに上場。同社は、クラウドソリューション事業とコンテンツ事業を行っている。クラウドソリューション事業が業績牽引IT・人材・販促サービスの開発・仕入・販売により中小企業の黒字化(生産性向上)を推進している。

 クラウドソリューション事業では、全国に存在する販売代理店であるパートナー企業を通して、同社のノウハウを元に開発・仕入れた安価で使いやすいWebマーケティング商材等の販売及び企業向けコンサルティングサービスの提供をしている。

 コンテンツ事業では、メールマーケティング支援、ソーシャルメディア活性化支援、コンテンツ制作などの各種Webマーケティング支援施策を提供している。

 今2019年3月期業績第1四半期実績は、売上高3億3500万円、営業利益4100万円、経常利益2900万円、純利益2700万円に着地。クラウドソリューション事業は、新規パートナー企業の加入に加え、企業向けコンサルティングサービスによる売上も堅調に推移。コンテンツ事業は、コンテンツ制作において新規案件の受注が好調に推移している。

 今19年3月期業績予想は、売上高16億9800万円(前期比5.7%増)、営業利益4億2100万円(同1.1%減)、経常利益4億0100万円(同5.2%減)、純利益2億7800万円(同4.8%減)を見込む。年間配当は無配を予定している。

 株価は、6月22日につけた上場来高値3950円から9月14日に上場来安値2040円まで調整を挟んで同26日高値2300円と上昇している。オリジナル心理診断コンテンツが、見込み顧客の獲得や商品・サービスの認知拡大、既存顧客の再来訪促進など、さまざまな目的で利用され好調なことが買い手掛かり。業種や診断タイプごとに、いくつか実績を紹介していることから、今後業績に貢献するとの期待感が高まっている。9月中間期末を前に売りが一巡した感があり、リバウンド継続となるか注目したい。(株式評論家・信濃川)

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