夢テクノロジーは売り一巡、19年9月期収益拡大期待
- 2018/9/30 08:44
- 株式投資ニュース
夢テクノロジー<2458>(JQ)は、製造・IT業界向けエンジニア派遣事業を展開している。採用活動への追加投資で18年9月期利益予想を減額修正したが、需要が高水準に推移して19年9月期の収益拡大が期待される。株価は年初来安値を更新する展開だったが売り一巡感を強めている。反発を期待したい。
■エンジニア派遣事業を展開
夢真ホールディングス<2362>の連結子会社で、製造・IT業界向けエンジニア派遣事業を展開している。
17年11月台湾の一起吧生活科技を子会社化、17年12月クルンテープを子会社化、18年5月夢エデュケーションを完全子会社化、18年8月夢エデュケーションを吸収合併した。
■18年9月期減額修正だが、19年9月期の収益拡大期待
18年9月期連結業績予想(8月10日に利益を減額修正)は、売上高が100億円、営業利益が3億80百万円、経常利益が3億80百万円、純利益が1億80百万円としている。
需要が高水準であり、M&Aも寄与して売上面は順調だが、利益を減額修正した。更なるエンジニア数の増員を目指して採用費を追加投資し、管理部門や営業部門の増員も計画しているため販管費が増加する。ただし減額修正後も、17年9月期非連結業績との比較で大幅増収増益予想である。
採用活動への追加投資で18年9月期利益予想を減額修正したが、需要が高水準に推移して19年9月期の収益拡大が期待される。なお9月7日発表の中期経営計画では、目標値に21年9月期売上高250億円、営業利益18億円、純利益12億円、期末エンジニア数5500人を掲げた。
■株価は売り一巡して反発期待
株価は年初来安値を更新する展開だったが、9月11日661円から切り返して売り一巡感を強めている。9月28日の終値は705円、今期予想連結PERは約51倍、時価総額は約91億円である。反発を期待したい。