セックは04年の上場来高値目指す、19年3月期横ばい予想だが上振れ期待

株式市場 銘柄

 セック<3741>(東1)はリアルタイムソフトウェア技術に強みを持つシステム開発会社である。19年3月期は横ばい予想だが上振れ期待が高まっている。株価年初来高値更新の展開だ。自律調整を交えながら04年の上場来高値を目指す展開が期待される。

■リアルタイムソフトウェア技術に強み

 リアルタイムソフトウェア技術に強みを持つシステム開発会社である。モバイルネットワーク、インターネット、社会基盤システム、宇宙先端システムの分野に展開している。
■19年3月期横ばい予想だが上振れ期待

 19年3月期の非連結業績予想は売上高が18年3月期比1.4%増の52億50百万円、営業利益が4.7%増の6億50百万円、経常利益が2.1%増の7億円、純利益が2.5%増の4億80百万円としている。今後の成長につながる投資を優先するため横ばい予想としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比20.6%増の12億92百万円、営業利益が54.7%増の1億55百万円、経常利益が56.0%増の1億70百万円、純利益が88.6%増の1億17百万円だった。各事業とも好調に推移して大幅増収増益だった。

 第2四半期累計予想は7月23日に増額修正し、売上高が前年同期比9.3%増の25億円、営業利益が36.2%増の2億80百万円、経常利益が35.7%増の3億円、純利益が52.0%増の2億10百万円としている。通期予想は不透明感が強いとして据え置いているが、上振れ期待が高まっている。

■株価は04年の上場来高値目指す

 株価は年初来高値更新の展開で9月28日には5500円まで上伸した。9月28日の終値は5430円で、今期予想PERは約58倍、時価総額は約278億円である。週足チャートで見るとやや過熱感を強めているが、自律調整を交えながら04年の上場来高値6500を目指す展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る