オプティマスグループは調整一巡して反発期待、19年3月期2桁増収増益・大幅増配予想

株式市場 銘柄

 オプティマスグループ<9268>(東2)は、ニュージーランド向け中古自動車輸出を主力としている。19年3月期は2桁増収増益予想である。8月17日には固定資産譲渡に伴う特別利益計上で純利益を増額修正している。配当も大幅増配予想である。株価は8月の戻り高値から反落したが、調整一巡して反発を期待したい。

■ニュージーランド向け中古自動車輸出が主力

 17年12月東証2部に新規上場した。中古自動車を日本から海外(ニュージーランド向け主力に30ヶ国以上)に輸出している。貿易、物流、ニュージーランドにおける輸入手続サービス、検査まで総合的に展開している。

■19年3月期2桁増収増益・大幅増配予想

 19年3月期連結業績予想(8月17日に純利益を増額修正)は、売上高が18年3月期比11.6%増の291億69百万円、営業利益が31.2%増の15億88百万円、経常利益が21.1%増の16億10百万円、純利益が65.3%増の15億03百万円としている。

 2桁増収増益予想である。貿易事業にける販売単価の引き上げ、サービス事業の拡大に加えて、18年2月に発見されたカメムシ問題で高収益の物流事業と検査事業が影響を受けた特殊要因が一巡することも寄与する。純利益は固定資産(本社ビル)譲渡(19年3月29日引き渡し予定)に伴う特別利益計上も寄与する。なお配当予想は31円増配の年間57円(第2四半期末27円、期末30円)としている。

 第1四半期は売上高が73億72百万円、営業利益が4億11百万円で、通期予想に対する進捗率は売上高が25.3%、営業利益が25.9%と順調だった。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価は調整一巡して反発期待

 株価は8月20日の戻り高値2371円から反落したが、1900円台で推移して調整一巡感を強めている。9月28日の終値は1964円、今期予想連結PERは約7倍、時価総額は約105億円である。調整一巡して反発を期待したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る