キャンディルは建築サービス関連事業を展開、18年9月期増収増益予想
- 2018/10/2 08:35
- 株式投資ニュース
キャンディル<1446>(東マ)は、住宅市場および商業施設市場を対象に建築サービス関連事業を展開している。18年9月期増収増益予想である。株価は安値圏だが、IPO人気一巡して落ち着きどころを探る段階だろう。
■建築サービス関連事業を展開
18年7月東証マザーズに新規上場した。住宅市場および商業施設市場を対象に、建築サービス関連事業として、住宅建築途中で発生する傷の修復を行うリペアサービス、住宅引き渡し後のアフター定期点検を行う住環境向け建築サービス、商業施設の内装工事や大手家具メーカーIKEAの日本国内での家具組み立てサービスを行う商環境向け建築サービス、およびリペア材料などの商材販売を展開している。
9月19日には子会社バーンリペアとSOMPOワランティとの包括的業務提携を発表した。中古・新築住宅の設備機器等に関する保証・メンテナンスサービスを共同で開発・実施する。
■18年9月期増収増益予想
18年9月期連結業績予想は、売上高が17年9月期比7.2%増の128億20百万円、営業利益が12.1%増の3億74百万円、経常利益が16.0%増の3億31百万円、純利益が38.1%増の1億55百万円としている。
第3四半期累計は売上高が92億35百万円、営業利益が2億99百万円、経常利益が2億48百万円、純利益が95百万円だった。リペアサービスが1.3%増収、住環境向け建築サービスが5.8%増収と堅調に推移し、商環境向け建築サービスが21.4%増収と大幅伸長した。通期予想に対する進捗率は売上高72.0%、営業利益79.9%と順調である。通期ベースで好業績を期待したい。
■株価はIPO人気一巡して落ち着きどころを探る段階
株価は反発力が鈍く安値圏1300円近辺でモミ合う形だが、IPO人気一巡して落ち着きどころを探る段階だろう。10月1日の終値は1293円、前期推定連結PERは約40倍、時価総額は約65億円である。