【株式市場】円安一服感とともに日経平均は伸び悩むが堅調で約27年ぶりの高値を連日更新

株式

◆日経平均は2万4270円62銭(24円86銭高)、TOPIXは1824.03ポイント(6.07ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億7398万株

チャート11 10月2日後場の東京株式市場は、このところの円安基調について、1日に一時1ドル114円の大台に入ったため目先的な達成感から円安一服もあり得るとの見方があり、トヨタ自動車<7203>(東1)は前場の上げ幅をほぼ保ったまま一進一退に転換。原油高で上げた石油株も総じて一進一退に転じ、大手銀行株も強もみ合いになった。日経平均は前場の高値(202円31銭高の2万4448円07銭)には届かなかったが、14時にかけて125円高(2万4370円前後)まで持ち直し、前引けも小幅高となり3日続伸。1991年11月以来、約27年ぶりの高値を小幅だが連日更新した。東証2部指数も高いが、マザーズ指数は小幅続落し、日経JAQDAQ平均は反落した。

 後場は、高島屋<8233>(東1)が一段とジリ高になり、中国の国慶節の大型連休中の訪日客への期待などが言われ、再上場後ほぼ1ヵ月になるナルミヤ・インターナショナル<9275>(東2)は月次動向が注目されて後場一段高。ALBERT<3906>(東マ)は東京海上日動との提携が材料視されて高い。

 東証1部の出来高概算は増加し14億7398万株(前引けは7億2258万株)。売買代金は3兆653億円(同1兆4423億円)。1部上場2110銘柄のうち、値上がり銘柄数は1061(同1103)銘柄、値下がり銘柄数は957(同917)銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種(前引けも23業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、鉱業、ゴム製品、非鉄金属、医薬品、輸送用機器、倉庫・運輸、卸売り、精密機器、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る