インフォメーション・ディベロプメントは高値圏、19年3月期2桁増収増益予想

株式市場 銘柄

 インフォメーション・ディベロプメント<4709>(東1)は、独立系の情報サービス会社で、システム運営管理事業やソフトウェア開発事業などを展開している。19年3月期2桁増収増益予想である。株価は上場来高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。

■独立系の情報サービス会社

 独立系の情報サービス会社で、システム運営管理事業、ソフトウェア開発事業、その他事業(セキュリティ製品販売など)を展開している。18年1月医療系・カード系システム運用のフェスをセゾン情報システムズから譲り受けて子会社化した。

■19年3月期2桁増収増益予想

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比13.3%増の263億円、営業利益が17.9%増の14億80百万円、経常利益が17.7%増の15億円、純利益が25.3%増の7億80百万円としている。金融分野の需要が高水準に推移し、子会社化したフェスの通期連結も寄与して2桁増収増益予想である。

 第1四半期は、売上高が前年同期比23.9%増収、営業利益が3.4倍増益、経常利益が3.5倍増益、純利益が6.0倍増益だった。システム運営管理は子会社化したフェスも寄与して29.0%増収、ソフトウェア開発は公共系大型プロジェクトも寄与して15.4%増収、その他はセキュリティ製品販売の増加などで30.3%増収と好調に推移した。生産性向上や不採算案件発生防止などの取り組みも寄与して大幅増益だった。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は上場来高値圏

 株価は9月26日に上場来高値1782円まで上伸した。その後一旦反落したが自律調整の範囲だろう。10月4日の終値は1666円、今期予想連結PERは約23倍、時価総額は約201億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る