【IR企業情報】Jトラスト:インドネシアのマルチ・ファイナンス企業の子会社化を完了

■同国で銀行、債権回収会社、ファイナンスカンパニーの三位一体の事業体系を構築

 Jトラスト<8508>(東2)は10月4日、インドネシアの金融機関でオートローン業界の老舗であるPT OLYMPINDO MULTI FINANCE(オリンピンド・マルチ・ファイナンス、本社・ジャカルタ特別市)の連結化に向けた株式取得などの手続きが10月4日完了し、発行済み普通株式の60.0%を連結子会社Jトラストアジアが取得したと発表。オリンピンド・マルチ・ファイナンスはJトラストの連結子会社(孫会社)に該当することになるとした。

 Jトラストの株価は5日、676円(4円高)まで上げて堅調で、全体相場の下げに逆行高となっている。

 オリンピンド・マルチ・ファイナンスは、1993年に設立されたマルチファイナンス会社で、オートローン業界の老舗として、とりわけディーラー業界では高い知名度があり、業界のネットワーク、インドネシア全土に所在する40の支店網、大手銀行をはじめとする取引金融機関等の豊富なネットワークを有している。
 
 今後は、商号も「PT JTRUST OLYMPINDO MULTI FINANCE(Jトラスト・オリンピンド・マルチ・ファイナンス)」と変更し、Jトラストグループのブランド力、金融/ITのノウハウを活用することにより業務の生産性を格段に向上させるとともに、農機具ファイナンスやマイクロファイナンスといった新たな商品の取扱いを積極的に進めることで、ファイナンス事業の規模・領域の拡大を図っていくとした。

 Jトラストグループは、東南アジアでの金融事業の拡大を成長戦略の一環と位置付けており、とりわけ、インドネシアでは、PT Bank JTrust Indonesia Tbk.およびPT JTRUST INVESTMENTS INDONESIAがグループの事業展開の柱となっているが、オリンピンド・マルチ・ファイナンスをグループの傘下とすることで、銀行、債権回収会社、ファイナンスカンパニーの三位一体の事業セグメントが構築され、幅広いエリアにおける多様なニーズに応えられる体制が整う。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る