【引け後のリリース】旭化成がメキシコに樹脂コンパウンドの現地法人

引け後のリリース

■日系や欧米系の自動車関連企業の進出が相次ぎ需要の拡大に対応

旭化成<3407>(東1)の旭化成ケミカルズは27日付で、メキシコ合衆国に樹脂コンパウンド事業の現地法人を設立することを決定したと発表した。旭化成ケミカルズの100%子会社旭化成プラスチックスアメリカなど、旭化成グループが100%出資し、設立は2015年6月、営業開始は同年9月(各予定)。顧客ニーズに応えた販売・技術サポートなどの現地体制を構築し、さらなる事業の拡大を図る。

株価は2012年11月以降、恒常的なジリ高基調が続き、この3月19日に1260円の高値をつけた。途中、14年2月から4月にかけて微調整を見せたため、現在は二段上げ相場の最中と見ることができる。直近にかけては微調整だが、27日に一時1152円まで下げてから持ち直した。ちょうど75日移動平均の水準で持ち直したため、全体相場の影響がなければ微調整は一巡したと見ることができそうだ。 発表によると、現在メキシコには、日系および欧米系自動車関連メーカーをはじめ、各社が相次いで進出しており、機能樹脂コンパウンド品の需要拡大が見込まれている。今般、お客様のニーズに応えた販売・技術サポートなどの現地体制を構築し、さらなる事業の拡大を図るため、メキシコ現地法人の設立を決定した。

同社では、機能樹脂事業の拠点を日本、米国、中国、タイ、シンガポール、ベルギーに有している。今後はメキシコ国内での販売・技術サポートを確立させ、現地需要にきめ細かく対応していくとともに、製造拠点の検討もしてゆく。

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