平山HDが3日続伸、製造業向けIoT管理などにも進出し最高益基調への評価が再燃

株式市場 銘柄

■第1四半期の決算発表は11月中旬の予定で業績上振れの期待も

 平山ホールディングス(平山HD)<7781>(JQS)は10月16日の後場、7%高の3080円(182円高)で始まり、3日続伸基調となっている。インソーシング(製造請負)事業や技術者派遣事業などを展開し、業績は今期・2019年6月期も連続最高益を更新する見通し。第1四半期の決算発表は11月中旬の予定で、業績拡大や上振れに期待する動きが出始めてもいい頃合いになってきたとの見方が出ている。

 同社は、業務請負や派遣事業を通じて培ったノウハウとして、「TPS」(Toyota Production System:トヨタ生産方式)を基盤とした独自の「現場改善コンサルティングサービス」を国内外で提供しており、IoTデータコントロールサービスなどを展開するJIG‐SAW(ジグソー)<3914>(東マ)と協業し、「製造業向けIoTデータ管理サービスLoop/Loop Edge」、および「工場データ状態監視サービス」などを展開する計画。業務請負や派遣事業では、今6月期も単価改善などが続く見通しで、期初に発表した今期の連結業績見通しは、売上高を前期比47.1%増の200億円とし、営業利益は同39.9%増の3.0億円、純利益は14.9%増の4.0億円、1株利益は228円46銭と計画する。調査筋の中には保守的とみて注目する様子がある。(HC)

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