旭化成は京都大学のiPS細胞特許ライセンス取得が注目されて2日続伸

株式市場 銘柄

■外傷性関節軟骨損傷に対応するiPS細胞由来の再生医療製品を独占的に開発販売

 旭化成<3407>(東1)は10月17日の後場、1534.0円(12.5円高)で始まり、2日続伸基調となっている。同日付で、「他家iPS細胞由来軟骨製品に関するライセンス契約の締結について」を発表し、注目されている。

 発表によると、同社はこのたび、iPSアカデミアジャパン株式会社(京都大学が設立した技術移転機関)と、iPSアカデミアジャパンが同大学より許諾されているiPS細胞技術に関する特許について通常実施権を取得するライセンス契約を締結した。

 これにより、旭化成は、当該特許権が及ぶ全世界において、外傷性関節軟骨損傷を適応とするiPS細胞由来の再生医療等製品を独占的に研究開発・製造販売する権利を保有する。契約一時金や開発段階に応じた開発マイルストーンなどを支払うが、今後、京都大学iPS細胞研究所・妻木範行教授との共同研究を推進し、外傷性関節軟骨損傷を適応とするiPS細胞由来の再生医療等製品の実用化に向けて、製造技術の確立を進めていく。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る