エックスネットは「個人向け信託管理システム」が注目されて急伸16%高

株式市場 銘柄

■「認知症高齢者の資産140兆円、使えないケースも」と報道され眉目集中

 エックスネット<4762>(東1)は10月18日、大きく出直り、10時30分を過ぎて16%高の1176円(161円高)まで上昇し、2010年以降の高値(株式分割など調整後)を約1週間ぶりに更新した。10月初に「個人向け信託管理システム」を大手地銀向けに提供開始し、手掛かり材料としては、NHKテレビが17日夜、「認知症高齢者の資産140兆円、老後の備えが使えないケースも」と題した番組を放送したことを挙げて注目する様子がある。

 10月1日付で、京都銀行に個人向け信託管理システムの第一弾として「遺言代用信託」のシステム提供を開始したと同日発表した。

 遺言代用信託は、昨今の相続関連ニーズの高まりを受け、累計件数が15万件を超える拡大著しい信託商品であり、当初は信託銀行による取り扱いが中心でしたが、近年では「預金流出防止」や「手数料ビジネスの多角化」を目的として、信託業務に本体参入する地方銀行が増加しているという。(HC)

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