シンバイオ製薬は新薬に関する発表のつど株価が急動意となり高値に接近

株式市場 銘柄

■「トレアキシン」の自社販売準備、「リゴセルチブ」の米国特許など注目される

 シンバイオ製薬<4582>(JQG)は10月22日の後場寄り後に13%高の269円(31円高)となり、同18日につけた高値289円に向けて大きく出直っている。引き続き、18日付で発表した「米国におけるリゴセルチブの新特許取得」などが注目されていて、値幅妙味が強まってきたとして注目する様子もある。

 このところ、新薬に関する発表の都度、株価が急動意となって上値を追っている。9月27日付で「抗悪性腫瘍剤『トレアキシン』の(中略)一部変更承認申請」を発表し、それまでの100円台前半から後半の水準へと急伸。10月16日には「トレアキシンの自社販売に向けた準備開始」を発表してから一段高となった。全体相場が重くなる局面では、材料株物色に乗ってバイオ株が動意づくことが少なくないが、最近はバイオ株の中でもシンバイオ製薬の値動きの軽さが目立っている。10月1日をもって第45回新株予約権の権利行使が完了したと発表済みで、需給面での不安感が当面、後退したことも寄与しているようだ。(HC)

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