チームスピリットは好業績評価して上値試す、19年8月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 チームスピリット<4397>(東マ)は、勤怠管理などの働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」をクラウドサービスで提供している。18年8月期は黒字化した。そして19年8月期は大幅増収増益予想である。株価は高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」を提供

 18年8月22日東証マザーズに新規上場した。従業員の勤怠管理・就業管理・工数管理・経費精算・電子稟議・SNSなどのアプリケーションを一つにまとめた働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」をクラウドサービスで提供している。

 月額課金型のライセンス収入が収益柱で、18年10月期末の契約ライセンス数は17年9月期末比40.7%増の13万9171、契約社数は22.4%増の973社だった。

■18年8月期黒字化、19年8月期大幅増収増益予想

 18年8月期の非連結業績は、売上高が17年8月期比59.4%増の12億32百万円、営業利益が69百万円の黒字(17年8月期は1億02百万円の赤字)、経常利益が54百万円の黒字(同96百万円の赤字)、純利益が91百万円の黒字(同97百万円の赤字)だった。

 契約ライセンス数が順調に増加し、月額課金型のライセンス売上、導入・運用サポートのプロフェッショナルサービス売上とも大幅伸長した。人員増などの先行投資負担を吸収して黒字化した。売上高、利益とも計画を上回って着地した。

 19年8月期の非連結業績予想は、売上高が18年8月期比51.7%増の18億69百万円、営業利益が3.6倍の2億50百万円、経常利益が4.6倍の2億50百万円、純利益が2.5倍の2億31百万円としている。次世代プロダクト開発投資を増収効果で吸収する。好業績が期待される。

■株価は好業績評価して上値試す

 株価は10月9日の上場来高値2565円から一旦反落したが、素早く切り返して高値圏だ。10月23日の終値は2441円、今期予想PERは約78倍、時価総額は約180億円である。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る