【新規上場(IPO)銘柄】ギフトは19日にマザーズに上場、横浜家系ラーメンを展開

株式市場 IPO 鐘

 ギフト<9279>(東マ)は、10月19日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、2009年12月に「横浜家系ラーメンを世界への贈り物!」を事業コンセプトとして、前身となる「株式会社町田商店(現同社)」を設立。その後、横浜家系ラーメンに主軸を置き、国内・海外直営店の運営とプロデュース店への食材、運営ノウハウの提供をビジネスの両輪として事業拡大を図っている。現在は、横浜家系ラーメン以外に九州釜焚きとんこつラーメン他の業態も複数展開している。

 2018年10月期における出店は、直営店事業部門では、国内17店舗、業務委託1店舗。プロデュース事業部門では、国内純増24店舗、海外純増1店舗を前提に7月末現在では国内直営13店舗、業務委託1店舗、国内プロデュース純増11店舗を出店済みで、第4四半期において出店計画は順調に推移。18年10月期末の店舗数は、国内直営店56店舗、国内業務委託店6店舗、海外直営店2店舗、国内プロデュース店355店舗、海外プロデュース店7店舗となる見通し。

 18年10月期第3四半期業績実績が、売上高50億8000万円、営業利益6億1200万円、経常利益6億1800万円、純利益4億6600万円に着地。

 18年10月期業績予想は、売上高69億2900万円、営業利益7億0300万円、経常利益7億0700万円、純利益4億3400万円を見込む。年間配当は期末一括18円を予定している。

 株価は、上場初日の10月19日に公開価格2090円を77.5%上回る3710円で初値をつけ、同日高値3825円と買われた後、換金売りが続き同24日安値2690円と下げている。関東を除き、全国未開拓の地域がほとんどで、直営店は人口集中エリアに出店、プロデュース店は地方エリアに出店と出店のすみわけによる商圏・店舗数の拡大は続く見通し。目先は需給改善、下値がどこになるか見極めるところだろう。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る