共和コーポレーションは底値圏、19年3月期増収増益予想

株式市場 銘柄

 共和コーポレーション<6570>(東2)は、長野県を地盤とするアミューズメント施設運営事業、およびアミューズメント機器販売事業を展開している。19年3月期増収増益予想である。株価は地合い悪化の影響を受けたが底値圏だろう。反発を期待したい。

■長野県地盤にアミューズメント施設運営

 長野県を地盤とするアミューズメント施設運営事業、およびアミューズメント機器販売事業を展開している。アミューズメント施設の新規出店および積極的なM&Aの活用によって業容を拡大している。

 アミューズメント施設運営事業は「APINA」およびM&Aした「YAZ」「GAMECITY」の3ブランドを展開し、18年8月にはキャロム・プランニングから1店舗譲り受けた。アミューズメント機器販売事業は全国の他社施設向けに機器や景品を販売している。
■19年3月期増収増益予想

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比1.5%増の134億86百万円、営業利益が1.2%増の5億48百万円、経常利益が7.9%増の5億99百万円、純利益が14.7%増の3億69百万円としている。ファミリー層の夜間集客推進などで増収増益予想としている。

 第1四半期は売上高が30億36百万円、営業利益が31百万円、経常利益が31百万円、純利益が3百万円だった。通期予想に対する進捗率は低水準の形だが、第2四半期以降の挽回を期待したい。

 なお18年9月30日現在の株主を対象として株主優待制度を導入した。2回目以降は毎年3月31日現在の株主を対象とする。

■株価は底値圏

 株価(18年9月1日付で株式2分割)は、8月安値678円から一旦切り返したが、地合い悪化の影響で反落している。ただし底値圏だろう。10月25日の終値は705円、今期予想連結PERは約11倍、時価総額は約42億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。反発を期待したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る