コマツが急反発、業績見通しの増額に意外感もあるようで注目再燃

株式市場 銘柄

■北米、アジアを中心に多くの地域で需要を着実に取り込む

 コマツ<6301>(東1)は10月10日、急反発となり、9時50分にかけて5%高の2763.5円(133.0円高)と反発幅を広げた。29日の取引終了後、第2四半期の連結決算(18年4~9月、累計)と3月通期予想の増額修正を発表。注目が再燃した。

 市場関係者の中には、米中貿易摩擦などのため建機株の同社にはあまり注目していなかった向きもあったようで、その分、意外感が強くなったようだ。4~9月は、「北米、アジアを中心に多くの地域で需要を着実に取り込んだ」(決算短信より)ことなどにより、売上高は前年同期比13.7%増加し1兆3180.4億円となり、営業利益は同80.2%増の2003.7億円となった。

 3月通期の連結業績見通しは、売上高を従来予想から6.4%引き上げて2兆6620億円の見込み(前期比でも6.4%の増加)とし、営業利益は同12.4%引き上げて3810億円(同41.9%の増加)とした。純利益も同6.2%引き上げ、増額後の予想1株利益は254円35銭とした。(HC)

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