【株式市場】好決算株が強く先物の買いも復活し日経平均は4日ぶりに大きく反発

株式

◆日経平均の終値は2万1457円29銭(307円49銭高)、TOPIXは1611.46ポイント(21.90ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加して22億790万株

■本日上場のVALUENEXは大引けに公開価格の2.3倍で初値

チャート13 10月30日後場の東京株式市場は、引き続きヘッジファンドなどによる株価指数先物への買い戻し観測などが言われ、日経平均は12時50分にかけて前場の高値(235円79銭高の2万1385円59銭)を上回った。先頃クラリオンの売却を発表した日立製作所<6501>(東1)が一段とジリ高基調を強めた。日経平均は13時半頃に418円60銭高(2万1568円40銭)まで上げ、大引けも上げ幅300円台を保ち4日ぶりに大きく反発した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も大幅に反発。

 後場は、11時30分に四半期決算を発表した川崎重工業<7012>(東1)が一段と強い展開になり、13時に発表したニフコ<7988>(東1)、14時に発表した日本軽金属ホールディングス<5703>(東1)、14時30分にかけて発表したサカイ引越センター<9039>(東1)などが発表後に一段高となった。農業総合研究所<3541>(東マ)は値動きの底堅さが目立つとされて過日の日本郵政キャピタルとの包括提携への期待が再燃とされてストップ高。幸和製作所<7807>(JQS)パナソニック<6752>(東1)との協業が材料視されて大幅反発。

 30日、新規上場となったVALUENEX(バリューネックス)<4422>(東マ)は朝から大引け間際まで買い気配のまま初値がつかず、大引けに公開価格1840円の2.3倍(気配値のまま上げる場合の本日上限値段)の4300円で売買され初値がついた。

 東証1部の出来高概算は増加し22億790万株(前引けは7億6626万株)。売買代金も急増し4兆406億円(同1兆3790億円)。1部上場2110銘柄のうち、値上がり銘柄数は1840(同1630)銘柄、値下がり銘柄数は239(同428)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、パルプ・紙、その他金融、電気機器、サービス、機械、銀行、精密機器、鉄鋼、化学、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る